2010年10月19日火曜日

auのスマートホン攻勢について

auの新機種発表会が終わった。
いつになく力の入った内容だったと思う。
特にスマートホンはIS03~06と一気に4機種もラインナップを追加するなど、スマートホンに対する本気度は目を見張るものだったと思う。
ゆくゆくは新機種の半分をAndroid端末にする計画らしい。

さてひとまずはauの本気を素直に評価したいと思う。
一般の携帯からスマートホンに乗り換える上でネックになっていたキャリアメール、おサイフケータイ、赤外線通信など日本独自の機能をきちんと取り込んだ端末を、複数用意できたのは大きい。
またハイエンドに偏りがちだったスマートホンに、ミドルレンジにも拡充したことはスマートホンユーザーの底辺を拡大するのに大きく貢献するだろう。

しかし同時に残念に思うことがある。
それはどの端末もiPhoneに似た長方形のフルタッチパネル搭載タイプだったことだ。
確かに搭載機能やソフトウェアで差異は生まれるが、同じような形の端末に同じOSを搭載したのでは、はっきり言って似たような体験しか味わえない。
複数の端末を発表するのであれば、それぞれ個性を発揮して欲しかった。
例えばIS01のような尖った端末も今回の発表でこそ一台くらいあってもよかったのではないだろうか。

ここからは希望というか予想になる。
こんな端末があったらいいのではという戯れ言だ。

一つ目。フルキーボード搭載タイプ。
わかりやすくいえばIS02のようなスライド式キーボードの採用だ。
またBlackBerryのようなタイプや、フリップ式もおもしろい。
IS02を使っていて痛感するのはいかにフリック入力になれても、キーボードにはかなわないということだ。
それが長文になればなおさらだ。
今、このタイプのAndroid端末は日本には存在しない。
渇望している人も多いはずだ。
HTCやモトローラの端末をローカライズするだけでも一定の支持を得るだろう。

二つ目。普通の携帯タイプ。
縦の折りたたみ(あるいはスライド)でテンキーを搭載するタイプ。
見かけは携帯、中身はAndroidというわけ。
auが積極的に押し進めた携帯サービスの対応をさらに前に進め、携帯サイトや着うたなどにも対応させれば、スマートホンを敬遠していた人も取り込めるだろう。

三つ目。WiMax搭載タブレット。
次世代通信で一歩リードするau陣営だからこそ実現できる端末。
よりリッチなコンテンツを楽しむであろうタブレット端末にこそWiMaxは威力を発揮するだろう。
通信モジュールの小型化にはまだ時間がかかるだろうが、元々ある程度大きなタブレット端末になら比較的近い未来に実現できるだろう。
・・・・・・とか考えてたらすでに同様のコンセプト端末は発表されていたようです。

四つ目。第三の未来、Windows Phone 7搭載端末。
Microsoftが本気になって開発したOS、WP7。
真剣になったMicrosoftは侮れません。
前評判も悪くありません。
日本に上陸する日は来るのでしょうか。

なんにせよauの本格参戦で俄然熱くなってきたスマートホン。
今後も目が離せません。
 



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