Xperia Z Ultraには細かく分類するといくつもあるんですが、その中でもグローバル版のC6833というモデルの話です。
他のモデルでも一部流用出来る話もあるかと思いますが、国内版のSOL24などは無理だと思います。
話といっても、古い端末なので基本的にはリンク集+αです。
目次
- 割れた画面とバッテリーを交換
- ダウングレード、root取得、TAパーティションバックアップ、ブートローダーアンロック
- プラスエリア化(3G&4G)
- ROM焼き
1.割れた画面とバッテリーを交換
割れたスマホの液晶パネルを自分で交換した | からあげ隊長の日記
上記のサイトを参考にさせて頂きました。
基本的にそれで問題ないはずですが、一つ注意する点を追加するならば、バッテリーを外すときに無理矢理引き剥がしてはいけないということです。
私はそれでフレキケーブルを断線させてしまって1台トドメを刺してしまいましたw
(フレキケーブルの交換には非常に高度な技術がこの機種では必要なため修理を諦め諦め、別機体を用意。
バッテリーはそれなりに強力な両面テープで固定されているので、ドライヤーなどで十分温めてから少しずつ剥がして行ってください。
Z Ultraを壊してしまうだけなら笑い話にもなりますが、リチウムイオン電池は損傷すると火を噴いたり爆発したりする危険があります。
また、交換バッテリーは互換バッテリーではなく、Sony製のものをおすすめします。
正式ルートでは販売されていない関係で、Sonyロゴがあっても本物である保証はないんですが、信頼のおける販売店で、レビューの良いものを選べば少しはマシだと思います。
交換液晶なのですが、海外通販する場合は、到着してすぐに正常動作するか確かめた方がいいと思います。
不良品なのに気づかず、初期不良期間を過ぎてしまったため、買い直す羽目になりました。
Amazonなどで買った方が確実かもしれません。
Sonyロゴはマスクされているものが多いです。(多分商標の関係?)
マスクしてる部分を削るとSonyロゴが出てくるものもあると思います。
元の液晶はどうせ割れていて使えないし、と思って大胆に破壊しながら引き剥がしました。
しかし、破片で指を切って出血。
やはり無理矢理はよくありませんね。
よく温めて地道に分解するのが良さそうです。
組み立てには専用の両面テープがあると楽です。
2.ダウングレード、root取得、TAパーティションバックアップ、ブートローダーアンロック
ズルトラ(Xperia Z Ultra)のTAパーティションをバックアップ | なしっぺのITブログ
ダウングレード、root取得については上記サイトを参考にさせて頂きました。
Flashtoolのドライバは署名の強制を無効化しないとインストールできませんでした。
また、Flashtoolは起動するたびにWindows Defenderに引っかかりました。
対処してもFlashtoolは正常に動作しますが、自己責任でお願いします。
Flashtoolのドライバは署名の強制を無効化しないとインストールできませんでした。
また、Flashtoolは起動するたびにWindows Defenderに引っかかりました。
対処してもFlashtoolは正常に動作しますが、自己責任でお願いします。
また、リカバリー(TWRP)からのTAパーティションバックアップはなぜかうまく行かなかったので、別途以下のツールを利用しました。
[UNMAINTAINED][TOOL][LB][ROOT] Backup TA v9.11 for Windows [20140615]
無事TAパーティションをバックアップできたらブートローダーアンロックです。
ズルトラ(Xperia Z Ultra) のブートローダをアンロックする | なしっぺのITブログ
これで自由に弄れます。
3.プラスエリア化(3G&4G)
ここが一番の山場。
先人たちの積み重ねた知恵の結晶です。
その知恵の結晶を非常にわかりやすくまとめてくださった方がいたので、参考にさせて頂きました。
こちらの手順通り進めれば、4G LTE Band19も3G W-CDMA Band6も掴むようになると思います。
注意点としては、SonyのstockROMで行うことと(カスタムROMではうまく行かない)、Flashtoolなどでftfファイルをそのまま焼くとプラスエリア化も無効になることです。
プラスエリアを維持したままftfを焼く場合は、BASEBAND関係を除外してください。
バージョン0.9.18.6を利用した方が、明示的にBASEBANDを除外しやすいのでおすすめです。
また、利用するツールにマルウェアが含まれている可能性があるので、十分注意して自己責任で行ってください。
こちらの手順通り進めれば、4G LTE Band19も3G W-CDMA Band6も掴むようになると思います。
注意点としては、SonyのstockROMで行うことと(カスタムROMではうまく行かない)、Flashtoolなどでftfファイルをそのまま焼くとプラスエリア化も無効になることです。
プラスエリアを維持したままftfを焼く場合は、BASEBAND関係を除外してください。
バージョン0.9.18.6を利用した方が、明示的にBASEBANDを除外しやすいのでおすすめです。
また、利用するツールにマルウェアが含まれている可能性があるので、十分注意して自己責任で行ってください。
4.ROM焼き
9.0 Pieや8.1 OreoのカスタムROMも既に存在しているらしいのですが、そのままでは焼けず一手間必要であったり、常用するには厳しいほどのバグがあるらしく、試していません。
興味がある方は以下のサイトを読んでみてください。
・Android Pie and Oreo for z ultra!! But... | Sony Xperia Z Ultra
・Search Results for "togari" | AndroidFileHost.com | Download GApps, Roms, Kernels, Themes, Firmware and more. Free file hosting for all Android developers.
調べてみると一応常用可能な最新バージョンは7.1 Nougatであるようです。
そこでいくつか試して見ました。
1.AOSP_N_7.1.2_2017-05-27_togari.zip
・良い点
電池持ちが悪くない。
モバイル通信と近接センサー以外にバグらしいバグがない。
Wi-Fiでおうち端末として使うにはこれがベストな気がする。
・悪い点
TWRPで直接焼けない。
fastboot flash recovery recovery.img
fastboot flash boot boot.img
fastboot flash system system.img
fastboot flash userdata userdata.img
のようにzipファイルを解凍して出てきたファイルを使ってPCと繋いでfastbootで焼く必要あり。
必要に応じてrecoveryはTWRP 3.0.2-0等に差し替えましょう。
リカバリーに入るには電源投入後音量ボタン上を連打でした。
OpenGAPPSは「ARM・7.1・pico」でうまく行きました。
stockだとなぜかアカウント登録できず…。
近接センサーにバグあるのか、常に何か被さっていると認識している模様。
そのため通話系アプリを利用すると画面が暗転します。
最初は修理ミスかパネル不良を疑ったんですが、StockROMだとその症状が出ない。
原因不明です。
そしてうちの環境だとモバイル通信が非常に不安定。
調子がいいとLTEで通信できるんですが、基本的にモバイル通信不可。
3Gにも繋がりません。
そして、このROMを焼いたあと、下記のカスタムROMを焼いてもモバイル通信不可の症状を引きずりました。
つたない知識しかない私には謎です。
ftfでstockROMに戻してからやり直せば大丈夫でした。
あと他のROMと比較して気づきましたが、充電がゆっくりです。
バッテリーを労るという意味では長所でもありますが。
2.ResurrectionRemix 5.8.3
LTE通信可。
近接センサーバグあり。
標準でroot対応。
充電が比較的早い。
その他試行中。
3.AOSiP 5.6 For Togari 7.1.1-OMS
LTE通信可。
近接センサーバグあり。
その他試行中。
いかがだったでしょうか?
一応Xperia Z Ultraも今でも現役で使えます。
また、6.0 Marshmallowや7.1 NougatのROMを使えば、SDカードの内部ストレージ化も可能です。
内部ストレージの少ないグローバル版Z Ultraの救世主になるかもしれませんね?
9.0 Pieや8.1 OreoのカスタムROMも既に存在しているらしいのですが、そのままでは焼けず一手間必要であったり、常用するには厳しいほどのバグがあるらしく、試していません。
興味がある方は以下のサイトを読んでみてください。
・Android Pie and Oreo for z ultra!! But... | Sony Xperia Z Ultra
・Search Results for "togari" | AndroidFileHost.com | Download GApps, Roms, Kernels, Themes, Firmware and more. Free file hosting for all Android developers.
調べてみると一応常用可能な最新バージョンは7.1 Nougatであるようです。
そこでいくつか試して見ました。
1.AOSP_N_7.1.2_2017-05-27_togari.zip
・良い点
電池持ちが悪くない。
モバイル通信と近接センサー以外にバグらしいバグがない。
Wi-Fiでおうち端末として使うにはこれがベストな気がする。
・悪い点
TWRPで直接焼けない。
fastboot flash recovery recovery.img
fastboot flash boot boot.img
fastboot flash system system.img
fastboot flash userdata userdata.img
のようにzipファイルを解凍して出てきたファイルを使ってPCと繋いでfastbootで焼く必要あり。
必要に応じてrecoveryはTWRP 3.0.2-0等に差し替えましょう。
リカバリーに入るには電源投入後音量ボタン上を連打でした。
OpenGAPPSは「ARM・7.1・pico」でうまく行きました。
stockだとなぜかアカウント登録できず…。
近接センサーにバグあるのか、常に何か被さっていると認識している模様。
そのため通話系アプリを利用すると画面が暗転します。
最初は修理ミスかパネル不良を疑ったんですが、StockROMだとその症状が出ない。
原因不明です。
そしてうちの環境だとモバイル通信が非常に不安定。
調子がいいとLTEで通信できるんですが、基本的にモバイル通信不可。
3Gにも繋がりません。
そして、このROMを焼いたあと、下記のカスタムROMを焼いてもモバイル通信不可の症状を引きずりました。
つたない知識しかない私には謎です。
ftfでstockROMに戻してからやり直せば大丈夫でした。
あと他のROMと比較して気づきましたが、充電がゆっくりです。
バッテリーを労るという意味では長所でもありますが。
2.ResurrectionRemix 5.8.3
LTE通信可。
近接センサーバグあり。
標準でroot対応。
充電が比較的早い。
その他試行中。
3.AOSiP 5.6 For Togari 7.1.1-OMS
LTE通信可。
近接センサーバグあり。
その他試行中。
いかがだったでしょうか?
一応Xperia Z Ultraも今でも現役で使えます。
また、6.0 Marshmallowや7.1 NougatのROMを使えば、SDカードの内部ストレージ化も可能です。
内部ストレージの少ないグローバル版Z Ultraの救世主になるかもしれませんね?
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