2017年2月23日木曜日

NPAPI版Flash Playerを使ってLinuxのFirefoxで艦これがプレイ可能に(2017年2月現在)

Adobeは4年ほど前からFirefoxなどで使われるNPAPI版Flash Playerの開発をやめて11.2のセキュリティフィックスのみを提供していました。
ブラウザ版艦これは現在11.2ではプレイできなくなっています。
そのためLinuxで艦これをするにはいつの頃からかPPAPI版Flash Playerが使えるChromeなどを利用するしかなくなっていました。

しかしAdobeがNPAPI版Flash Playerの開発を再開するというニュースが2016年9月頃流れました。
バージョンはPPAPI版やWindows版と同じ最新まで引き上げられました。
ただし、DRMなど一部の機能が制限されるということで、艦これがプレイできるかわからなかったので試してみました。

Flash Pluginを最新にして艦これをFirefoxで艦これをプレイすると、普通にプレイできました。
試していませんが、他のブラウザでもプレイが出来るようになっていると思います。


2017年2月22日水曜日

Wubiを利用してUEFIのWindows 10マシンにUbuntu 16.04 LTSをインストールする方法(wubiuefi、18.04も可)

※追記…同様の方法でUEFIマシンにてWindows10とUbuntu 18.04 LTSのデュアルブートが可能であることを確認しました。
※追記2…Wubiを利用してUbuntuをインストーした場合、SSD/HDDクローンなどで換装した場合、Ubuntuが起動しなくなると思います。バックアップしてから換装することをおすすめします。

UbuntuにはかつてWindows上にインストールし手軽にデュアルブートに出来るWubiというインストーラーがありました。
パーティション切り分けなどが不要でWindows環境を壊すリスクなくLinuxをネイティブに動かせるとあって、一部の人には人気でした。
しかし公式のWubiの開発は終了してしまい、バグが多くUEFIにも対応しないため最近のUbuntuやWindowsでは利用できなくなっていました。
だましだまし使ってUbuntu 14.04 LTSをBIOSを使ったWindows 10マシンにWubiでインストールしていましたが、最近のマシンでは利用できませんでした。

ところがUEFI対応Wubiというものが有志によって開発が継続されていると知り、手持ちのUEFIのWindows 10マシンにWubiを使ってUbuntu 16.04をインストールできるか試してみました。

結論から言うと、何度か躓いたもののなんとか利用できるようになりました。
この記事ではUbuntu 16.04.2を利用しましたが、おそらく16.10や14.04など他のバージョンでも手順は同じだと思います。

  1. UEFIのマシンはセキュアブートなどの設定をオフにしておきます。
  2. wubiuefi(https://github.com/hakuna-m/wubiuefi/releases)よりインストールしたいUbuntuのバージョンに合わせたwubi******.exeをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたwubiを日本語のパスが含まれない場所に移動します。Cドライブ直下に英数字のフォルダを作ってそこに移動すれば問題ないと思います。例えば日本語ユーザー名の環境でデフォルトのダウンロードフォルダに保存したままwubiを実行してUbuntuをインストールしようとすると、本来あるはずの再起動要求が発生せず、裏でエラーを吐いてインストールに失敗します。
  4. wubiを実行する際、Ubuntuのユーザー名を入力する欄があるのですが、なぜか変更してもデフォルトのユーザー名が使用される場合があります。wubiを実行する際にコマンドプロンプトやショートカットなどで「 --username=好きなユーザー名」の引数を付けると変更できます。
    ※この方法でユーザー名を変更してもデフォルトになります。
  5. ここでUbuntuの種類が選べます。もしWindowsしか使ったことがなくてLinuxが初めてならUbuntu MATEが個人的にはおすすめです。
  6. Ubuntuの種類・ユーザー名・パスワードを設定してインストールを開始すると、各Ubuntuのisoをダウンロードし始めます。isoはあらかじめダウンロードしておいてwubiと同じフォルダに入れておくとそちらを利用します。
  7. ダウンロードとインストールが終わると再起動が要求されます。要求されない場合はwubiの保存場所を見直して再インストールしてみてください。
  8. 再起動するとWindowsではなくUbuntuのインストーラーが立ち上がります。そのまましばらく放っておくとインストールが終わり、再起動がかかります。
  9. ここでBIOSのマシンとUEFIのマシンで挙動が変わります。
    BIOSのマシンはWindowsのブートローダーを利用してブートするOSを選択するようになります。
    UEFIのマシンはUEFIのブート選択画面にUbuntuが追加されます。起動時にF12などを押したりして、ブートするOSを選択できます。
  10. あとは通常のUbuntuと同じように利用できます。必要に応じて日本語化などをしましょう。
参考




2017年2月4日土曜日

Windows10上のATOK2017でATOK2010用など古い辞書を使う方法

ATOK2017が発売されましたね。
私は今までATOK2010の辞書セットを使っていたのですが、ATOK2010はWindows10では利用できなかったのでしばらくATOKの利用を取りやめていたのですが、ATOK2017の発売を機に再度ATOKを利用することにしました。
そこで気になったのがATOK2010の辞書がATOK2017で利用できるか?ということでした。
結論から言うと出来ます。

JustSystemのFAQによると、古い辞書をインストールした状態でATOK2017など新しいATOKをインストールすると、辞書を新しい形式に変換してくれるとのこと。
ただし、Windows10にはATOK2010がインストール出来ないため、そのままではATOK2010もその辞書もインストールできません。
そこで以下の方法を採ることにしました。


  1. ATOK2017を普通にインストールした後、再起動
  2. ATOK2010の辞書をインストールする。この時点では辞書は正常に動作しない可能性があります。
  3. ATOK2017を上書きインストールした後、再起動。これで辞書が変換され、正常に利用できるようになります。


正常にインストールできていれば、このように拡張された辞書が変換候補に表示されるようになると思います。

というわけで旧ATOK辞書ユーザーももしかしたらATOK2017で継続利用が出来るかもしれない、という話でした。
なお、この方法は非公式ですので実行なさる場合は自己責任でお願いします。
不具合などが起きても一切の責任を私もJustSystemも取れません!



ATOK2017




一太郎2017にもATOKが同梱されているそうです