2014年4月16日水曜日

NEC Aterm WG1400HPをブリッジモードで固定IPアドレスを利用する方法について

お久しぶりです。
先日、11ac対応無線LANルーター「Aterm WG1400HP」の設定をする機会があり、設定に詰まったのでその時のお話を。

このルーターは一般の家庭で使うには良い選択だと思います。
性能は悪くありませんし。
しかし、大規模ネットワークにブリッジモード(アクセスポイント(AP)モード)で接続する用途には向きません。

この機器は、ルーター機能を停止してブリッジモードで利用すると、本体のIPアドレスをX.Y.Z.210に設定しようとします。
できない場合は211~218のどこかになるようですが、大学のネットワークだとか、一部のマンションなど大きな規模のネットワークに接続すると、そのいずれにもなれず、どのIPアドレスが割り振られたか全く不明になります。
こうなると困るのは設定画面に入る手段がなくなってしまうことです。
この機器は初めて接続するまで本体にパスワードが掛けられておらず、上記のような環境でそのまま使うのは危険です。
また、SSIDなどの変更もできません。

そこで、まずルーターモードで設定画面に入り、初期設定をした後ブリッジモードにする、という方法を考えました。
しかし、実際に実行してみると分かるのですが、ルーターモードとブリッジモードの設定は別に管理されており、ルーターモードで設定をしても、モードを変更すると設定が初期化されます。
何故このような仕様にしたのか理解に苦しみます。

そこでまずネットワークの管理者に交渉して固定IPアドレスを発行して貰いました。
これだけでは通常の方法で本体にIPアドレスを指定できないので、

1.本来のルーター・ブリッジ切り替えスイッチをルーター側にする。
2.説明書を参考にして本体を初期化する。
3.本体のLANポートをPCと繋ぎ「http://aterm.me/」または「http://192.168.10.1/」にアクセスし、クイック設定Webに接続する。
4. 本体パスワードを設定の後、らくらくWebウィザードで「ブリッジモード」に設定し(本体の切り替えスイッチではありません!)、固定IPアドレス等の情報を入力する。
5.本体が再起動した後、指定した固定IPアドレス にアクセスし、クイック設定Webで各種設定をする。

これで使えるようになるはずです。
らくらくWebウィザードは初回にしか表示されないのでこの方法が使えることにしばらく気づきませんでした。

しかし、固定IPアドレスが使えない場合どうしたらいいかは、最後まで分かりませんでした。

NECにはルーター・ブリッジで設定を共通化するオプションや、本体とPCだけを繋いだときは本体設定にアクセス出来るようにするなどのバージョンアップを望みたいです。

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